今年はフライトジャケットタイプのムートンに注目したい

夏休み明け早々に中国出張。これから中国の国内線で済南から大連に向かいます。

今回はムートン原皮で有名なタンナーに依頼した革の検品確認作業。

初めての色目を依頼したこともあって、工場からの要請のもと一週間前に急に決まった出張です。

急な出張ながら、スケジュール自体はかなりヘビー。

夏休みでなまった体のリハビリも出来ず、休み明け初日の事務所作業から今日までずっと忙しさが続いてます。

出張は月曜深夜に韓国入りして翌朝の飛行機で済南へ移動。
済南の空港から工場までは車で約3時間。

そして今日はこれから大連に移動し、終日検品して明日韓国経由で日本に戻ります。

移動時間と検品時間を考えたらかなり過密日程ですが、それでも行く理由があります。

それは今回新作で用意したムートンのスキンクオリティ。

B3タイプに近いジャケットをグレーカラーで生産予定ですが、このムートン、なんといってもほどよいムラ感と色目がポイント。

荒々しくもなく光の加減で表情が変わるほどよいムラと、明るすぎずそれでいて濃すぎない絶妙な色目を実現するべく、既に何回も加工テストを繰り返してきました。
そこで、本生産前にもう一度再チェックのために中国入り。

革製品は関税が掛かるので、一度日本に入荷してから問題が起きると、何かと面倒なことが起こります。
そのためもあっての検品ですが、結果として中国入りは大正解でした。

検品で一部基準外の革が存在したため、それらを全て生産し直すことに。

ムラ染めなので全てが同じではないですが、そこは中国でもクオリティの高い工場の仕上げ。
設定基準以上のクオリティで新作ムートンジャケットを仕上げる事が出来そうです。

ここ最近ムートンが人気で、お客様からの問い合わせも増えてきました。

今年はヨーロッパから取り寄せたハイクオリティ素材や、気軽に購入しやすいプライスのムートンまで、多くのムートンを開発しましたが、低価格と侮れない軽さと品質で提供出来そうです。

なにより独特の色目でタフなイメージながらも、シャープな印象に仕上がったフライトタイプのムートンジャケット。

デニムなどのカジュアルに合わせたりしてもOKな、カッコイイ仕上がりにご期待ください。

そろそろ大連へ向かう飛行機の搭乗時間になりましたので、今週はここで失礼します。

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