東大門市場 革ジャン販売の変化

韓国出張中に東大門市場を視察してきました。

今回はレザー市場だけではなく布帛市場や百貨店、ブランドショップも多数視察。 何故なら…

全盛期は建物全フロアーがレザー売り場だったのに、今ではレザー売り場が1フロアーのみ。
昨年も2フロアーに縮小したとブログで書きましたが、ここまで縮小するとは。

という事で他のアイテムやショップも巡って来ました。

年々縮小していく東大門のレザー市場。
もはやレザーは時代遅れなのかと思いきや、実はちょっとした変化が。

ソウル市内の百貨店や各ブランドショップにたくさんのレザージャケットや革ジャンがディスプレイ。

昨年に比べるとその数は倍以上。

そうなんです。街には革ジャンやレザージャケットが多数出回っていたのです。

東大門のレザー市場のとある店に聞いたところ、日本でもネット通販で格安レザーが購入できるようになり、わざわざ韓国に来て買う人が少なくなったけど、その分国内(韓国人)のお客さんが増えて来たと言われていました。

そんな話を聞きながら全体を見て回った東大門のレザー市場は、相変わらずライダース中心の品揃え。
ですが、去年より革のクオリティがずいぶん良くなった印象です。

特にラム革のジャケット&ライダースは色も豊富で、ナッパ加工もベジタブルもタッチのいい革が多かったです。

昨年のブログにも書きましたが、多くの店が集まっていた一昔前は、その分粗悪品を売るお店も多く存在しましたが、縮小した事により優良店が残って活動されているような雰囲気でした。

とは言え、店によってのクオリティ差はまだまだ存在します。
その辺りをきちんと見極めて、旅行ついでにレザー購入を検討されるなら、東大門市場のレザーはお勧めできるかと思います。

東大門以外の街にレザーが増えてきたと書きましたが、中でも百貨店、路面店共にブランドショップでの扱いが多く、扱う革のクオリティが高いレザーがかなり多く出回っていました。(その分値段もお高めですが…)

そう、市場はレザーが少しブームになって来ました。
イタリーのタンナー情報もそうでしたが、世界的に人気になってきています。

ニチワレリュームも、今シーズンはやや高めのムートンやハイクオリティーレザーから売り切れていきましたが、今年もそのゾーンはもちろん、中心のプライスゾーンに更なるリーズナブルゾーンと、たくさんのご要望に応えるべく、デザインやジャンル以外にプライズゾーンの幅も広げて行く方向で来期は考えております。

という事で、次回は少しだけ企画中の革をご説明します。

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