ただ今韓国にて検品中
今年もこの時期がやって来ました。
生産を終えた商品を日本へ輸出する前に、革のコンディションや縫製などに問題がないか、1着平均4分前後かけて細部まで検品します。
通常メーカーの検品は、一部の商品を抜き取って検品するピックアップ検品が殆どですが、ニチワレリュームの検品は、旧ニチワ時代の伝統を守って全量検品。
そしてこちらも伝統を受け継いでスタッフ自らが現地に入って検品をおこないます。
スタッフが行く理由は大きく分けて2つ。
1つは自然素材ですので、革の検品に慣れていない方にはキズや革のコンディションに対する検品基準が難しい事。
そして2つ目は、検品業者を入れない事でコストを削減し、その分プライスを安く提供できる事。
その為にも、自社スタッフにておこなっております。
先にも書いた様に、検品は自然素材ですのでどうしても全量が基本となるのですが、1人平均1時間で見れる数量は15着。
1人1日10時間の検品でも150着が限界です。
検品も今日で4日目。作業自体は単調作業ですが、日本に着いてからトラブルがあると大変なのでしっかり検品作業しております。
検品作業で嬉しいのは作業環境のよさ。
韓国も中国も日本以上の暑さのため、昔の作業場は暑くて大変でしたが、現在は革のコンディション維持のため、除湿の効いた場所での作業でしますので快適に検品が出来ています。
2016年の新作革ジャンをはじめ、レザージャケットにレザーダウンにレザーコートまで、無事検品が終わりましたら来月船に乗る予定。
そうなればあとは無事に日本に入る事を願うだけです。
今回の検品作業は明日まで。
来週はいよいよカタログのモデル撮影です。