ラム表革の経年劣化に注意! オイルケアのすすめ

前回は革の汚れ防止に「防水スプレー」を書きましたが、今回はオイルケアのお話し。

実は先日の通勤途中の電車の中で、当社製のラム革コートを着てる男性を見かけました。

レザーショップニチワ時代の製品も含め街中で自社製品を着た方を見かけますと、勝手に親近感を覚え、心の中で「ありがとうございます」とささやきながら「うわ~懐かしい」だったり「おっ、今季の新作」なんて思ったりするのですが、その他にもチェックしてしまうのが商品の経年劣化状態。

「オイルケアされてきれいに着られているな~」とか、「いい感じに古着感が出てきているな」と思う事が多いのですが、今回見かけた男性のレザーコートは残念ながらどちらにも該当しない状態。

着用されていたのは黒の表革なのですが、おそらく毎日の着用され、肩掛けカバンのせいで表面の銀面が肩口から背面の大部分が剥げて、表面が白く劣化されていました。

お店でしたらお客様にケア方法をご説明したり出来るのですが、さすがに電車中でオイルケアのおすすめをしても危ない人物に見られるだけですので、そのまま降車駅でサヨナラしましたが、できれば定期的にオイルケアしてあげてほしいものです。

表面が白くなるのは、油分が抜けて表面(銀面)が剥がれてしまった事が原因。
手荒れにハンドクリーム、唇のカサつきにリップクリームを塗るのと同じで、定期的にオイルケアをするとある程度防いであげることが出来ます。

ただし、前回ご説明した防水スプレー同様に使い過ぎは厳禁。

また、加工方法によってはレザーオイルレザークリームが使用できない革もありますので、必ず目立たない個所でテストしてから使用して下さい。

特に海外製のオイルなどは薬品が強いですので、特に注意が必要です。

もしケア方法で分からない事があれば、お気軽にスタッフまでご相談くださいませ。

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