普段の一週間は長いのに、もうGW3日間終わっちゃった。なんて思っている方も多いかと思います。
私達スタッフも同じような気持ちをかかえつつ、今日も朝から企画会議。
本当はいろいろと企画について書きたいのですが、まだ新しいニュースが少ないので今回もケアについて書いてみます。
前回は起毛革&カシミヤ、ウールなどのケアについてご説明しましたが、今回はリアルファーについて
フォックスやラビット&レッキスのファーストールといった小物アイテムはもちろん、ムートンのトリミング、レザーダウンジャケットのフードに付いているラクーンファーなど、どのリアルファーにもおすすめのケアグッズをご紹介。
それは動物用のブラシ。
「そもそもリアルファーは動物の毛だから当たり前じゃん。」て声が聞こえてきそうですが、実はファーのケアでご相談いただお客様の多くがご使用されておりませんでした。
ファーのクリーニングで一般的なのはパウダークリーニング。
パウダークリーニングとは、乾燥したトウモロコシの芯を顆粒状にした物をファーに吹き付ける事で汚れを吸い取る方法。
トウモロコシの成分には汚れを吸着させる効果があるらしく、実際に見学した事がありますが、クリーム色のトウモロコシの粉を吹き付けたあと、汚れを吸い取り瞬く間に粉が真っ黒になったのを目の当たりにした事があります。
パウダークリーニングはもちろん効果的ですが、ブラッシングさえすれば毎年クリーニングに出す必要はありません。
日頃からブラッシングすればある程度の汚れも落とします。
ただし強めのブラッシングは厳禁です。生きている動物は強めのブラッシングで毛をはぎ取っても代謝して生えてきますが、リアルファーは当然のこと再現できませんので、毛並みを整える程度の優しいブラッシングを心がけてください。
クローゼットなどの収納で、衣類間で毛がつぶれて癖付いたムートンのトリミングなど、優しくブラッシングしてあげれば元とおりに再現できます。
もしそれでも癖が根強い場合は、アイロンのスチームをあててからブラッシングしてください。
その時の注意は
アイロンを直接当てないであくまでも蒸気のみを吹き付ける。
ブラッシング後は陰干しで十分に乾燥させる。
この二つを守ってあげればきれいに仕上がります。
定期的なブラッシングさえすれば、リアルファーのケアはそれだけで十分といえます。
どうしてもクリーニングに出すときは、信用のあるクリーニング店でパウダークリーニングをお願いしてみてください。