韓国出張で仕事以外の楽しみと言えば何と言っても食事。
焼肉にチゲに麺類にと、まさしく韓国はグルメの宝庫。
私たちスタッフもいろんな物を食べてきましたが、そんな韓国出張で初日に必ず行く店は。
その名も「大都食堂」という焼肉屋。
韓国といえば骨付きカルビを網で焼くイメージですが、こちらの店はロースを鉄板で焼くスタイルのお店。
適度なサシで、口に入れた瞬間ジューシーでありながら、あとから赤身のうま味が出てくる味はまさに絶品。
〆にいただくカクテキを使ったキムチチャーハンも美味。ワザワザこれだけを食べに来るだけでも価値ある美味しさです。
近頃では某有名女優のブログや日本のガイドブックにも紹介されていますので混雑必至ですが、もしソウルに行かれて焼肉屋選びに悩まれる方は、絶対におすすめできるお店です。
ついつい焼肉屋をアピールしてしまいましたが、実はこの話も、先日行ってきた韓国出張での初日の出来事。
私たちスタッフ一同は、食後に東大門市場のとあるショッピングビルへ。
東大門が活気付くのは夜8時30~朝方。着いたのは午後9時前だからまさに市場は始まったばかり。
向かったビルは、もとは全館レザー卸売りが専門のビルでしたが、今ではレザーを扱うのは2フロアーのみ。
一昔前は日本人観光客でにぎわってましたが、今回は閑散としていたのと焼肉の香りをプンプンさせている事もあって、私たちが日本人観光客と思ったのか歩くたびに各店舗からお声がかかり、なかなかゆっくりと見れません。
それでも、革ジャンタイプからレディースライダースやムートンコートに至るまで、デザインや革質など気になる商品などは試着をしたりして、いろいろ参考にさせて頂きました。
さすが韓国一のレザー問屋だけあって、東大門に来るといろいろ勉強になります。
久々の東大門市場で思ったことは、一昔前にくらべて日本の市場価格とのプライス差がなくなってきたこと。
だいたい同グレードの素材商品で日本の価格とは20~30%くらいの差(以前は50%以上)に感じました。
店の人も、近頃はレザー購入を目的に韓国に来られるより、韓国旅行に来たついでにレザーを求める日本人が多くなってきたと。
でも価格差はなくなった分、割安感はなくなりましたがそれでもレザーアイテムの種類が豊富なのは確か。
値引き交渉を楽しみながら、来たついでに革ジャンを検討されてみるのもいいかもしれません。
東大門のレザーを買うのなら注意事項は一つだけ。
私たちレザー販売のプロが見ると、本当にいい皮素材を使ってリーズナブルな価格で販売をしている店と、粗悪な革製品を扱う店が隣同士なんて事がザラ。
デザインや価格だけでなく、よい素材を扱っている店かどうかをしっかり見極めて購入したいものです。
実は今回もディアースキン(鹿革)のレザーコートとレザージャケットをすすめられたのですが、実際に手に取ってみると、使用している革は間違いなくゴート(山羊)というお店が…
もちろん高級素材のゴートもあり、その店のゴートスキンもクオリティは高かったのですが、それでも鹿革はまずいですよね。
素材の見極めはなかなか難しいかもしれませんが、時間をかけてフロアーをまわって、いい店を選んで購入してほしいです。