革ジャンを長く着ていると、どうしても気になってくるシワ。
以前のブログでも紹介したように、革ジャンのシワは基本的には着ているだけで徐々に伸びてはきますが、それでも効果には限界があります。やはりシワ取りにより効果的なのは、アイロンをかけること。

そこで今回は、オイルケアや、着ているだけではなかなか伸びてくれないシワ対策として、革ジャンのアイロンのかけ方をご紹介します。

温度や湿気に敏感な革ジャンですが、実は意外にもアイロンがけができます。
しかし、やはりデリケートな素材ですので注意点もいくつか。

革ジャンにダメージのない仕上がりにするために、参考にしてくださいね。

 

スチームアイロンや霧吹きの使用は厳禁!

革に水分は大敵です。これはアイロンでも同じこと。
同じアイロンでも、蒸気を出すスチームアイロンの使用や、霧吹きをしてからのアイロンがけはしないようにしましょう。革ジャンの変色や縮みの原因となってしまいますので、必ずドライアイロンを使用してください。

 

革ジャンに使用するのは“低温ドライアイロン”

水分に弱く、熱に敏感な革ジャンに使用するのは、低温のドライアイロンです。
アイロンをかける時は、直接革ジャンにあててしまうのはNG!
厚手の布を革ジャンの上にあて、その上からアイロンをかけましょう。

アイロンをすべらせるのではなく“押さえて”シワを伸ばす

普通のアイロンがけのように布の上をすべらせるのではなく、数秒ほど押し当てるというのが、革ジャンをアイロンがけする時の方法です。アイロンをすべらせると、革が伸びてしまうので注意しましょう。
ただし、アイロンを強く・長く押しつけすぎると、革ジャンの表面が熱で溶けてしまうことがあるので注意が必要です。はじめはアイロンを押し当てる時間を短くして、徐々に時間を伸ばしていくなど様子を見ながら実施しましょう。革ジャンによっては、アイロンが使用できないもの(起毛革など)もありますので、使用する前に確認をしましょう。

また、アイロンを当てた部分が温度変化により変色してしまう革ジャンもあります。革ジャンの目立たないところで一度試してから、全体にかけましょう。

ただし無理をしてお手入れをするのは禁物です。
せっかくお手入れをするのに、逆に革ジャンを傷めてしまっては苦労が台無し……。
ご自分のお手入れに自信がない方、不安な方、または試したけどシワが深すぎて取れなかった方は、革ジャンを購入したショップやクリーニング店などに問合せてみてください。