フェミニンで可愛らしく着こなすことができ、女性に人気のムートンコートやブーツなどによく使用される起毛革。ふわふわとした肌触りや柔らかな着心地が特徴で、着ていてとてもあたたかく、気持ちが良いですよね。そんな大人気の起毛革ですが、着ていると起毛の毛が寝てしまったり、汚れに弱かったりと、柔らかい素材なだけにこまめなお手入れが必要です。ただし、他のレザー製品のお手入れとは、使用する道具が少し違います。今回は、起毛革製品の柔らかさやふわふわの肌触りを維持できるように、お手入れ方法や保管方法をご紹介します。
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起毛革に他レザー用のオイルは使用不可！
起毛革製品のお手入れで使用してはいけないのがオイル。
スプレー・固形・乳液のどのタイプでも、他の種類のレザー用オイルは、起毛革製品のお手入れには使用できません。オイルの水分で起毛革の毛が寝てしまい、逆効果となってしまいます。起毛革のお手入れをする際は、起毛革専用の栄養補給スプレーがありますので、そちらを使って手入れを行ってください。
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起毛革のお手入れはブラッシングが基本
起毛革製品のお手入れは、ブラッシングが中心になります。週に１度で良いので、ブラシを使って毛並みを整えましょう。お手入れの際に使うブラシは、基本的に馬毛や豚毛、またはナイロン製のブラシが一つあれば十分です。それでもお手入れに不安がある場合は、汚れ落とし専用に天然ゴムブラシを使うとより効果的です。
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汚れが気になったらスプレー＆ブラシでお手入れ
起毛革製品の汚れや乾燥が気になってきたら、起毛革用の栄養補給スプレーを使用してからブラッシングしてください。汚れを落とした後は、毛やナイロンのブラシで起毛の毛並みを整えて下さい。
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起毛革もお手入れ後は日陰干し
革に直接触れるお手入れ以外は、起毛革製品も他のレザー製品も同じです。起毛革製品のお手入れが終わった後は、他のレザー製品と同様に風通りの良い日陰で乾燥させて下さい。その後の保管は、こちらも他レザー製品と同じく不織布カバーを被せて通気性の良い場所で。
起毛革は、毛の流れや汚れなどで見た目の印象や肌触りが変化しやすいデリケートな素材です。特に靴は少し履いただけでも汚れてしまったり、少しつまずいたりぶつけたりすると、毛が寝てしまって傷のように見えてしまいます。ブラッシングなどの簡単なお手入れである程度は直りますので、ふんわりとした柔らかな質感をキープできるよう、正しいお手入れをしてくださいね。